第三章

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    建物の中は少年の予想通りの風景であった……     やはり辺りには血が飛び散り、天井から無数の鎖が垂れ、床は鉄に変わっていた………       とりあえず少年は建物の中を探索してみることにした………       『…………なんだよ……この建物…………』       今までの世界と違って人骨が鉄の床に散らばっていた………。           ガツッガツ……………      なにかを食べている音がする……………       少年はその音が聞こえてくる部屋に向かった………          ガツッ……ガツッ………ガツ       部屋に近付くにつれて音は大きくなってきた…………        音が聞こえてくる部屋の前にきた………         ガチャ       少年は扉を開けた…………        そこには………       あの友達がいた……………        体中に血を付け、片目は飛び出し、唸り声をあげている…………       グォオ゙ォ………       少年はただ見ていることしか出来なかった………       変わり果てた友達を…………       少年は逃げ出した。       これ以上変わり果てた友達を見たくなかったから……………        
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