第四章

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    少年が寝返りで何かにあたったのは……………やはりベッドが鉄製だったからだ……………       にしても少年は自分の部屋がこんな世界に変貌するとは思いもしなかった…………      自分の部屋が血だらけで、やはり天井から無数の鎖が垂れていた………………       少年は立ち上がろうとしたがやけにフラついた………      少年は仮病のはずだったが本当に風邪を引いてしまった様だった。       少年は焦点が定まらず、その場に倒れた……………         薄れゆく意識のなか……………部屋の目の前にゾンビとあの白いものがいたのを見た………………。が、追いかける力もなく、完全に意識がなくなった…………………             少年は気がつくとふかふかのベッド上で寝ていた………         少年の横には魂の世界のゲームセンターで一緒に脱出した友達がいた。       『大丈夫かい??君のお見舞いとしてこの部屋に来たら、急に眠気がきて、僕も魂の世界に行ったんだ。そしたら君が倒れているし、ゾンビが近くにいるし………………。まぁなんとかゾンビを攻撃して、怯んだすきに逃げて運よくあの白いものを見つけてこっちの世界に帰ってこれたんだ。』      少年は九死に一生を得た様だった………。       この友達が来てくれなければ自分もゾンビの仲間入りする所であったと思うと……………………           少年は泣くしかなかった……………………    
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