第四章

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    少年は気晴らしにお見舞いに来てくれた友達と散歩しに出掛けた。       どうせどこにいても、あの魂の世界に行く可能性があるのだから………………       少年たちは近くの公園へと向かい、ベンチに座った。      そこで少年と友達はあの魂の世界、あのゾンビとなった友達のこと、二人が魂の世界で見たこと…………………そういったことについて、二人で語った。       『よーし、そろそろ帰るとするか。』     そういって少年たちは立ち上がり、それぞれの家に帰ろうとした時である……………       少年たちは急に意識が薄れ、その場に倒れた……………           ………どれくらいの時間が経ったのだろうか…………      少年は起き上がり、辺りを見渡した………       また魂の世界へと来てしまったらしい…………       公園の遊具には血がべっとりと着き、ベンチは壊れていた……………       しかも、街中にある公園だったので、公園の周りにはゾンビたちが無数にいた………………     グヴォォォオォ…………   ア゙ア゙ァァァ………………      至る所から唸り声が聞こえてくる……………       少年はこれからどうしようか考えていた…………     その時、少年の左手を誰かが掴んだ……       少年は死を覚悟した……………       少年を掴んだのは友達であった。友達もようやく意識を取り戻した様だ。     『……………またこの世界に来たのか………………』    友達はそう言って、少年に    『君の家に行こう。ここより安全だろ。』       そして少年と友達は公園を出てゾンビとなるべく出会わない様にして少年の家へと走っていった…………………
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