異世界

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バン!ババン!ババババン! 「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 明は叫びながら撃った。 5.56mmの薬莢が、宙に浮く。 「ギィィイィイィイ!」 ゴブリンが、奇声をあげる! 手が冷や汗で、びしょ濡れになっている。 ババン!ババババン!バン! ゴブリンを弾丸が突き抜け、後ろに吹き飛ばした。 明は襲いかかってくるゴブリン達に向かって連射した! ババババババン! 飛び掛かってきたゴブリンは、次々とM4A1の餌食になった。 バババババババババン! ガチッ! カラン、カラララ。 弾がきれ、薬莢が地面にぶつかり、音をたてた。 弾を全て撃ち終わったとき、生きているゴブリンは1匹もいなかった。 終わった………… 何だったんだこいつらは? ここは何処なんだ? どうなってる? 「…………す、スゲー!!!!!!!!」 「凄いわ!!!!!どうやって倒したの!!??魔法!?」 「オイ、それは銃の一種なのか!なんなんだ!?」 俺が混乱しながら立ち尽くしていると、さっきの三人が話しかけてきた。 三人とも大声で叫んでいる。 「オイオイ!みんな同時に話しかけないでくれ!聞いていいか?ここは何処なんだ?」 俺がそうきくと、銃を持っていた少年が言った。 今は彼が一番冷静そうだった。 「え?ここ?ここは……グロークの森だ。」
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