怪物

2/5
前へ
/596ページ
次へ
「あれは………?」 「ポリュペモス。モンスターだ。」 ブラッドが銃を構えて言った。 ポリュペモスはこちらを睨みつけ、今にも襲い掛かってきそうだ。 奴はここから四百メートルぐらいの距離にいる。 「明、なんか武器ない?」 ウィングに聞かれたので、明はジープに戻り武器を探した。 バレットM82 (超大型の、対車両用スナイパーライフル。大口径で威力絶大) があった。 これなら使えるかも。 明はM82を構えて、撃った。 ドゥーン!! 弾は、ポリュペモスの腹部に命中した。 やったか? だがポリュペモスはあまりダメージを受けていないようだ……… 奴はこちらを睨み付けると、こっちに向かって猛スピードで走りだした! 「ヤバイ!車に乗れ!早く!」 明達は、ジープに飛び乗った。 明はアクセルをおもいきり踏んだ! ブロロロロロロ ドッドッドッドッド ポリュペモスは物凄い勢いで追いかけてくる。 速い! めちゃめちゃ速い! 明はバレットを撃ちまくった! ドゥーン! ドゥーン! ドゥーン! 発砲の反動で肩が脱臼しそうになる。 しかしポリュペモスは、ダメージは受けているようだが、諦めず追ってくる。 後ろにロケットランチャーがあったが、ジープの中で撃ったりしたら、後方爆風(ロケットランチャーを発射させた時に後ろからでる爆発。) でジープがめちゃめちゃになる。 何かないのか? その時明はあることに気付いた。
/596ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4333人が本棚に入れています
本棚に追加