怪物

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ゴブリンと戦った時に使っていたM4A1には、グレネードランチャーが付いている! なんで気付かなかったんだろう!? 明はM4A1を構えて叫んだ! 「喰らえ!怪物!」 ガチッ! あれ? ガチッ! ガチッ! 引き金が金属音を響かせるだけで、ランチャーからはなにも発射されない ………………グレネードランチャーの弾が装填されていない! 最悪だ………… 明は混乱しながらも叫んだ。 「後ろにグレネードの弾ないか!?」 「へ?グレネードってなに!?」 後ろにいたウィングとブラッドが言った。 よく考えると、この世界の人間が、グレネードを知ってる訳がない。 「もういい!マリア!運転代わってくれ!」 そういって明は後ろを向きグレネードを探した。 「ええっ!ちょっと待ってよ!!!!」 マリアがわめいている。 「床にある板を踏んで、目の前にある丸いのを持ってろ!」 明はそう叫ぶと、グレネードの入っている箱を見つけて、取ろうとした。 ……………手がとどかない! 「オイ!その箱を取ってくれ!」 「え!どれだ?これか?」 ウィングはそういって、グレネードの箱をこっちに投げた。 明は素早く箱をキャッチし、中に入っていたグレネードを取り出した。 急いでグレネードランチャーに装填し、M4A1を構えた。
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