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「あ~。眠っ!」
明はそういって、寝室のベッドに倒れ込んだ。
「明!飯は食べないのか?」
ウィングに聞かれた。
よく考えると食べ物も、こっちの世界に来てから、口にしていない。
「食べるよ。腹が減ってヤバイ。」
「オッケー。・・・・・・あぁ、それと。明が着てる服、目立つんだよなー。
普通の服買ってきてやるから、待っててくれ。」
そういって、明が着ている迷彩服を指差した。
確かに町の中では目立つ・・・・・・
ここに来た時も周りからジロジロ見られた。
異世界だからなおさらだ。
ウィングはお人よしだな。と明は思った。
「そういえば、ブラッドは?」
マリアが聞いた。
「煙草がきれたから、買いに行った。鉄砲職人の家には、明日行くらしい。もうすぐ帰ってくると思う。」
・・・・・・ブラッドって十代だよな・・・・・・
「じゃあ、行ってくる。」
そういって、ブラッドは寝室を出た。
部屋は明とマリア二人だけになった・・・・・・・・・。
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