3/11
前へ
/596ページ
次へ
「あ~。眠っ!」 明はそういって、寝室のベッドに倒れ込んだ。 「明!飯は食べないのか?」 ウィングに聞かれた。 よく考えると食べ物も、こっちの世界に来てから、口にしていない。 「食べるよ。腹が減ってヤバイ。」 「オッケー。・・・・・・あぁ、それと。明が着てる服、目立つんだよなー。 普通の服買ってきてやるから、待っててくれ。」 そういって、明が着ている迷彩服を指差した。 確かに町の中では目立つ・・・・・・ ここに来た時も周りからジロジロ見られた。 異世界だからなおさらだ。 ウィングはお人よしだな。と明は思った。 「そういえば、ブラッドは?」 マリアが聞いた。 「煙草がきれたから、買いに行った。鉄砲職人の家には、明日行くらしい。もうすぐ帰ってくると思う。」 ・・・・・・ブラッドって十代だよな・・・・・・ 「じゃあ、行ってくる。」 そういって、ブラッドは寝室を出た。 部屋は明とマリア二人だけになった・・・・・・・・・。
/596ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4333人が本棚に入れています
本棚に追加