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「明!朝だゾー。起きろ~」
明は耳元から聞こえてくる声で目を覚ました。
…………あれ?ここは何処だ………?
明はいつもの兵舎と違う景色に混乱しながら、ある事を思い出した。
…………そうだ。昨日この世界に飛ばされてきたんだった。
「もう8時だぞ。起きろ起きろ。」
ウィングがまた、耳元で言った。
「あ~~~」
明は大きな欠伸をした。
部屋の時計は8時を指している。
明は手に付けていた腕時計を見た。
しかし、腕時計は夜の12時を指している。
この世界に来てから、まだ時計を合わせていなかったので、当たり前といえば当たり前だ。
俺は時計を8時にした。
皆は既に服を着替えて、出掛ける用意をしていた。
「今日はどうするんだ?」
「銃職人の家に行った後、俺達の国の王都。オーシャンに向かう。」
そういえば、ブラッド達は軍の部隊に入ってるとかいってたな。
昨日『一緒に戦う』と言った俺は、この国の軍の一員って事か…………?
………とりあえず今は着替えないと。
明は昨日ウィングに買ってもらった服を着て、迷彩服をカバンにしまった。
武器はジープに置いてきていたが念のために、M4A1をジープから持ってきていた。
明はM4A1を肩にかけ、出発の準備をした。
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