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宿をでて、しばらく行った所に、銃職人の家はあった。
皆は家の中に入って行った。
「ブラッドだ。弾を取りにきた。」
誰もいないカウンターの前でブラッドがそういうと、奥から70才くらいのシワだらけで白髪の爺さんが出て来た。
「おぉ!ブラッド!よくきたな。魔銃の調子はどうだ?最高の魔弾が出来ましたぞ。射撃場で試射してみてくだせえ」
そういってその人は、奥の棚からから弾の入った木箱を取り出した。
「ブラッド。魔銃ってなんだ?」
「今から試射する。見ればわかる。」
そういってブラッドは、奥にある射撃場に向かった。
射撃場は、奥に数個のターゲットボートがあるだけの簡素なものだった。
ブラッドは、魔銃に黄色っぽい不思議な色をした弾を込め、ボートに向けた。
照準を合わせ、彼はトリガーに指をかけた。
ガチャ
バァーーン!
黒色火薬が爆発すると共に、弾が銃口から発射され、ボードのど真ん中に当たった。
その瞬間!
ビカッ!バーン!
弾から電気のようなものが放出された。
目を覆うほどの光が、辺りを支配した!
何なんだこれは!
目を開けると、ターゲットボートは黒焦げになっていた。
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