退屈

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ライアン少尉が立ち去った後、隣にいた友達の警備兵が話し掛けてきた。 「明。研究所の新しい情報入ったんだけど………。教えて欲しい?」 「どうせくだらない噂だろ?別にいいよ。」 俺はそういうと、ため息をついた。 コイツの情報はいつも根拠の無い噂的なものが多く、たいした物は殆どなかった。 「今回のは凄いんだぜ!」 友達の警備兵は少し自慢げにそういうと、俺の「別にいいよ」と言う言葉を無視して、話しをはじめた。  「俺の友達にパソコンにスゲー詳しい奴がいてさあの施設の情報をハッキングして集めさせたんだ。」 なんでコイツの友達には、軍の機密情報にアクセス出来るような奴がいるんだよ? 俺はそんな疑問を抱きながら、話しを聞いた。 「軍の情報だから詳しいことはわからなかったらしいが、どうやらあの施設で作っているのは、他の次元と三次元を繋げて、他次元を通して、物を運び、移動時間を短縮させる装置らしい。」 彼はそういうと、辺りを軽く見回して、こちらを気にしてる奴がいないか確かめ、話しを続けた。 「バミューダ海域の『魔の三角形』で実際に起こった、飛行機が突然跡形もなく消え去った後、物理的に不可能な時間で他の場所に出て来る現象が時々起きるのを知っているか?明?」
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