BC兵器。

3/4

41人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
1個目。   ぃくらがカッピカピに乾いたモノ。 なんだこれ。 ぃくらなのにスプーンを弾きます。       2個目。   雑炊だったモノ。即座に破棄。       3個目。   かぼちゃの煮込み 「だったような」モノ。 蓋を開けると同時に猛烈な臭気。       4個目。   ナンダッタカわからなぃモノ。       5個目。   名状し難きモノ。 まさかクトルゥー神話の 邪神の別称を日常の、 しかも台所で使うとは。         この辺りから、 キッチンは戦場と化す。           「衛生兵━━!! え い せ い へ い!!!」           「弾だ!!弾持って来い!!」           「ちくしょう、化学兵器だ!!風上に、総軍風上に!!」           「軍曹!!助けて、助け、たすけぇぐぇお。」           阿臭叫喚と地獄の底のような 臭気に包まれるキッチン。 換気扇壊れてるの忘れてました。 冬なのに窓全開け。         キッチンに並ぶ膨大な敵戦力。    ぱっと見 コーヒーゼリーwithクリームのようなもの。 でも正体ゎわからない。 つうか知りたくもナィ。       そもそもコーヒーゼリーは瓶に 詰められてない。     その中でも一際目を引く、 ヨーグルトの容器2つ。       確か… 彼女がリゾバ行く前から そこに居た。     彼らは冷蔵庫に在り続けた。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加