8/45
前へ
/45ページ
次へ
ああ、そして何と言う事だろう。 びちゃびちゃと。 何かおぞましい物音が上の階から聞こえて来たではないか!! 何の音だか解ら無い。 解りたくも無い。 解ってはいけないのだ!! にも関わらず、少年は上の階への階段に足を掛ける。 それを制する事の出来る人物が、この場に居ない事が恐ろしい。 少年の足取りが迷う事は無かった。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

196人が本棚に入れています
本棚に追加