非日常へ

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教室中が静まり返る。皆が顔を青ざめさせる中、信吾だけは冷静だ。 「先生、これって本気?学校がイタズラ真に受けちゃっただけなんじゃないんですか」 そう尋ねると生徒たちも、そうかと安堵の表情を浮かべる。が、次の瞬間その表情もすぐに凍りついた。 「そう思うのも無理はないな。俺も最初は疑ったよ。俺だけじゃない、こんなもの誰が見たってイタズラだ。だが念のため政府のホームページを見てみたよ…事実だった… 信じられない。公式殺人だなんて…」 公式殺人法…その内容は明かされていないものの、誰が聞いても恐ろしいものである事は明らかだ。 担任の重々しい口振りに信吾も信じざるを得なかった。 教室は再び静寂に支配される。
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