八月のエレジー

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「うわ迷った」 峻はいった。 ついさっき、幼なじみの稟と祭にきていた。 人込みのなか、もちろんてを繋ぐことなんてできるわけなく、二人は歩いていた。 たこやき、チョコバナナなど、定番を食べつくし、あと花火をみるだけだった。   「ったく、ドコいったんだか…。」     その頃     「やっば…迷った…」 案の定、稟は迷っている。 「どーしよ。」 解決法を試行錯誤するが、そう簡単に見つかるわけでもない。 だが稟は行動力だけはあり、歩き出していた。      
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