第二の事件 ‡ 死 ‡

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ある日曜日、ユミは友達のマキと鍋パーティーをする約束をしていました。 ユミとマキは小学校、中学校、高校とずっと一緒に居た大親友です。 だから、今回の鍋パーティーも2人ダケで開こうとしたのです。 この日、ユミはちゃんと両親には帰りが遅くなると言ってありました。 というか、ユミの母親はファッションカンパニーという会社の社長で、朝帰りも珍しくない というぐらい多忙な毎日を送っていました。 ユミの父親は、有名なブランドの靴の会社の副社長で、こちらも帰りが遅く 多忙な毎日を送っていました。そのぶん、ユミ家はとても裕福な家庭です。 両親の帰りが遅いので、鍋パーティーで帰りが遅くなる。 と いちいち言わなくても、ユミがどんなにパーティーで遅く帰ってきても、絶対に両親はユミより先に家に帰っている ということはない。 ちょうどこの日、マキの父親は出張に出ていて、母親は おばあちゃんガ入院していて、今日一日は看病する とのことで、母親も今日一日は帰って来ない。 だから、今日は二人っきりでゆっくり時間を過ごせる… はずだった…
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