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『愛々…』
2人の出逢いは夏
確か一目惚れの筈
彼氏いたけど気にしない
俺には君しか見えない
眠そうな瞳が我がヒロイン
淡い唇、感じる、溶ける
交わらないまま時は過ぎ
離れ離れの幾月
君を想わない日はない
毎晩受話器に囁く愛
逢いたい…
逢えない…
遠すぎる距離、冷静に処理
君の為、貯めた金
逢いに行くよ東京
早くしたいよ抱擁
あれは、確か、2月20日
最愛に再会
誕生日に贈った秋物の
トレンチコート
初めて着てくれたのは真冬のこと
わざわざ見せる為に震えながら笑ってた
また1つ愛を得た
さぁ、行こう
一泊二日の想い出作り
2人だけの恋愛綴り
1つのベッドに2つのヘッド
長い夜の始まり
終わらない愛の交わり
早朝出発TDL
舞う雪、粉雪、降り始める
繋いだ手、冷たいね
温めるから、絡ませて
時計見る度、胸が痛む
時よ止まれと切に願う
ホントはね
振られることわかってた
一か八かに賭けていた
埋まらない時間と距離
埋もれてく都会の人混み
雨の東京駅、別れの時
子供のように泣きました
隣で君も泣き出した たった半年の短き恋よ
今でもまだ愛してる
愛々…
何年経っても
愛々…
※愛々(あぁ)
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