不死王の帰還

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不死王の帰還

あれからどれ程の時がたったのだろうか・・。 不老不死の体にはもはや時間など全く関係なかった。 真っ暗な部屋に閉じ込められていて、目を開くことを忘れ、同じ臭いばかりで鼻の使い方を忘れ、捕まってから一度も飯を食ってないせいで味覚もたしかではない。 だが、ただひとつ、ただひとつだけ覚えている。 自分にこの屈辱を与えたあの男の顔を・・!
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