過去②

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あれから一週間。 苛々は積もってあの日の記憶が蘇る。 嫌な記憶と苛々の感情。 それでも、アイツはまた来た。 「柚!うちな…アンタがどんなめにあったなんか分からへん。でもな、うちはアンタが好きなやから!!」 好き? こんな私を? 「ちょっとずつで良いから…。柚は柚なんやから。うち、ずっと待ってるから」 待つって誰を? アンタが待ってるんは前の私なんやろう? 前の私はもう何処にもおらんねんで…。
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