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平穏な日々
ある所に、ゲームが大好きな男の子がいました。
ゲームの中では、最強の強さを誇る少年は、食事とゲーム、風呂とゲームの繰り返しの日々。
その息子を見かね、両親が秘策を投じたのです。
両親は、ヘタレな根性を叩き直す為に、と言うか、自分達が楽しむ為にバカンスに出掛けたのです。
「息子は、大丈夫かな?」
父は、心配して母に聞きました。
「大丈夫じゃね? てか、早く行くべ。限定のシャ〇ルが売り切れちまう。息子が死んだら死んだで、娘に後を継がせればいいわ」
大魔王は、驚きました。
でも、妻には逆らえません。
妻は鬼嫁だったのです。
画して息子は、徹夜でゲームをして赤く充血した目で王の間に、いつもの様に挨拶にやって来ました。
「面倒だなぁ……早く挨拶済ませて寝てまたゲームだ」
王子は、ダルそうな顔で王の間にであくびをしながら待っています。
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