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二人は他愛のない話をしながら学校へ向かった。
学校へ到着するや否や、優華は自分と和也とのそれぞれのクラスを確認する。
優華の名前は二組の枠内、和也の名前は八組の枠内にそれぞれ掲載されていた。
優華はどんよりとしたため息を漏らす。
「どうだった?」
和也はすこし残念そうに優華に尋ねる。その口調はすこし寂しそうだった。
優華の様子からクラスが違うことを察したのだろう。
「クラス違うみたい」
「そうか。でも会えないわけじゃないんだしさ」
「そうね」
ふと時計を見ると時刻は8時24分。あと1分で遅刻決定。
「あぁ!早く行かないと遅刻じゃない!朝早く出てきたのに」
「俺達の歩くスピードが亀並みだったんじゃないか?」
「そんなこと言ってないで和也も早く!2組は四階だから私先に行くね!」
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