浅倉修司

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 進級してから約二週間ぐらい経過し、優華は誰かに呼び出され体育館裏にいた。 『今日の7時、体育館裏に来てください』  朝、校内シューズを取り出すとそのなかに二つおりにされた手紙が入っていた。  その日放課後になるまで手紙を書いた人を探すことを試みた優華だったが、いい方法が見つからず、結局相手がわからないまま興味本位で来てしまっていたのだった。  告白とかは無いな。  優華はそう思ってのんびり手紙の主を待つ。
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