招かれざる客

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家の中で母さんの誰かが口論してるみたいだった 「ただいま」 聞こえてないみたいだ 俺はそのまま家に上がり、口論してるらしき茶の間に向かった だんだん声が聞こえてきた 母「だから、2100で即決でいいじゃないですか?一年も待たなくても、今すぐ持ってって下さい」 何の話だろう?何か売るのかな? ???「それは私達だけで決められる事ではありません!」 もう一人の声…若干なまってて外人の男のようだ とりあえず「キャサリン」と名付けた(キャサリンは明らかに女の名前だが…) 母「景次は私の息子です、つまり私の所有物です」 !? キャサリン「だからって勝手に売り飛ばすのはいけないでしょう!」 !!?? ガラララっ! 「どういう事!?母さん」 母「あらら帰ってたの?アツくなってて気配を感じなかったわ、それともあなたは忍者の末裔?」 「ちげぇよ!俺が忍者の末裔なら母さんもそうだろ!」 母「!?フハハハハ!何故気付いた?私が忍者の末裔だと?」 「あぁもううるさい!つーかその笑い忍者ってか魔王だろ!」 母「フハハハハ…何故魔王だと…」 「うるさい!それよりどういう事?何の話?」 母「景次が怖い…キャラ変わった?」 俺もそう思う… 「それよりどういう事?」 母「それがね…この人がいきなり貴方を今から買い取るって言い出して」 泣き声でキャサリンを指差しながら言う 母「私は止めたのよ!だって貴方は私の…いえ!私と父さんの大切な一人息子…」 キャサリン「違います!確かにそのために来ましたが、それは景次君の意思を尊重するつもりです!」 母「嘘よ!この早◯がっ!」 またまた「早◯」が出たよ~ これって罵声の基本?? つーか俺、話聞いてたし… 立っている俺を二人が見上げる … 「犯人は… お前だ!」 母さんを指差す 母「…フハハハハ!! 「だからそれはもういいから!!」 落ち着いて話すことにした
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