第二話‐未知との遭遇‐

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‐【未知との遭遇】‐ ブレイドを見つめる影… 琢磨 『あれが仮面ライダーとか言う奴ですか…』 冴子 『ウフフ… 見たかぎりは大したほどではなさそうね』 ブレイドの戦いっぷりを見た二人は鼻で笑うかのように話す 琢磨 『ま、僕らが手を下す迄もないみたいですよね… 冴子さん』 冴子 『でも… 念のためにここはミスタージェイにお願いすることにしましょう…』 琢磨 『じゃ後は頼みますよ』 冴子 『でも…油断は禁物よ アナタの命はそれが最後なのだから…』 ジェイは一度冴子に目線を移すが、再びブレイドを擬視すると無言で頷いた ジェイ 『…ウオォー!』 ジェイは雄叫びを上げた その姿をクロコダイルオルフェノクに変化するために みるみると変化を始めるジェイの体は 強硬な皮膚に覆われた凶暴なワニの特質を備えるグロテスクなクロコダイルオルフェノクへと遂げた… ブレイド 『何だ!?もう一体居たのか!』 突如現れたクロコダイルオルフェノクそのパワーの前にブレイドは防戦一方の戦いに追い込まれる ブレイド 『何だコイツ! 今までのアンデッドとは…!?ウエッ!』 ブレイドはラウザーを振りかざすものの クロコダイルオルフェノクの硬質な皮膚の前には無力化していた そこへ、後方から接近する一台のサイドカー 様子を伺う者… それは草加雅人であった 草加 -9⃣1⃣3⃣-『変身!!』 草加は、携帯型マルチデバイス《カイザフォン》にアクセスコードを入力する その瞬間、黄色の光に覆われ 草加は黒いボディに黄色く光るラインに包まれた仮面の騎士カイザへと我が身を変えていた カイザはそのままサイドバッシャーで体当たりを強行する カイザ 『でぇあぁ!』 クロコダイル 『グオッ…!?』 カイザの不意の攻撃を受け宙へと跳ね上げられるクロコダイルオルフェノク ブレイド 『??…君は?…』 カイザ 『ふん…でぇああー!!』 カイザは閃光一線、空中に舞うとキックを貫いた 必殺技ゴルドスマッシュが決まる クロコダイル 『…ウウ…ウ…アァ…』 カイザの攻撃を受けたクロコダイルオルフェノクは 短く呻き声をあげると その場で灰となり崩れ落ちてしまった…
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