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‐【烏丸の安否】‐
‐白井虎太郎邸‐
剣崎は虎太郎と栞に先ほどの戦いでのこと
その後の橘からの情報を伝えた
剣崎
『…と言うわけなんだ
今回のことは全てスマートブレインが仕組んだことなんだ…』
話を聞いた二人は信じられないという表情で顔を見合せる
栞
『でも何であのスマートブレインが…
ひど過ぎるわ…』
剣崎
『ああ…
それはまだ橘さんも分からないらしいんだ
とにかく所長が無事に帰って来てからじゃないと何も…』
栞
『剣崎君
所長は…烏丸所長は無事に帰って来るわよね…』
剣崎
『ああ、きっと橘さんが助けだすさ!
だから俺達は出来ることをやるしかないんだ』
栞
『そうよね
わかったわ、私は出来るだけスマートブレインのことを調べてみる』
剣崎
『そうしてくれれば助かるよ広瀬さん!』
栞は部屋へと戻りパソコンに向かう
虎太郎
『それと、その変な仮面ライダーみたいな奴って?』
剣崎
『そうなんだ、あいつ横から急に出てきて一瞬でアンデッドを倒したんだ』
虎太郎
『アンデッドを一瞬で倒すって…
なんかそいつ凄いじゃないか!』
剣崎
『ああ、嫌な奴だけど敵ではなさそうなんだ、分かんないけどさ』
虎太郎
『ふ~ん、でも何者なんだろうね』
剣崎
『それもなんだけど、もう一つあるんだ…』
虎太郎
『何だいもう一つって?』
剣崎
『それがさ、そいつが倒したアンデッドなんだけど…
灰になって消えてしまったんだ…』
虎太郎
『え!灰になったって?
どういうことなのさ!』
剣崎
『俺にも分からない…
でも、何かが起こってるのは間違いないみたいなんだ…』
この時の剣崎には
これから起きることが自分に降り掛かるとは思ってもいなかった
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