序 章‐プロローグ‐

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‐【剣崎一真の場合】‐ ‐白井虎太郎邸‐ 剣崎 『だから、今日は駄目だって言ってるだろ!』 虎太郎 『そこを何とかお願いだよ剣崎君!』 剣崎 『無理なんだよ 今日は大事な話が研究所であるって橘さんが言ってたんだ!』 虎太郎 『だから取材したいんじゃないかぁ!』 剣崎 『無理なものは無理なんだよ虎太郎!帰ったら教えてやるからさ』 剣崎は追いすがる虎太郎を尻目にマシン《ブルースペイダー》で屋敷を出る 虎太郎 『剣崎君のバカヤロー!』 剣崎一真 彼は人類基盤史研究所… 通称(BOARD)と呼ばれる研究施設へと向かう 剣崎 『虎太郎の奴、怒ってるだろうなきっと…でも仕方ない…ん!?あれは!』 剣崎の目に飛び込んだのは黒煙を上げる研究所だった 剣崎 『何だ!? 一体何が起こったんだ!』 爆発音が鳴り響く研究所内に飛び込む剣崎 剣崎 『おい!大丈夫か!しっかりしろ!』 崩れた瓦礫の中から研究所員を助け起こす剣崎 剣崎 『一体何があったんだ!』 所員 『…分からない…突然爆発して…』 剣崎 『おい!しっかりしろ!おい…』 剣崎の腕の中で息絶える研究所員… 剣崎 『クソッ!そうだ、橘さんは! それに所長は何処に居るんだ!』 懸命に探す剣崎だが、二人の姿は何処にも見当たらない… 剣崎 『橘さん…所長… 一体何処に居るんです!』
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