第一話‐動き出す異形達‐

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‐【動きだす異形達】‐ 村上はカウンターの椅子に腰を下ろした 冴子 『いらっしゃい…村上君』 心なしか微笑む冴子 村上 『皆さん、お集まりのようですね』 冴子 『村上君… 今日は話があるとか言ってたけど… 一体何かしら?』 村上 『ええ… 今日は皆さんの力をお借りしようと思いましてね… 上の上であるアナタ方…ラッキークローバーのね…』 ラッキークローバーとは オルフェノクの中でも優れた能力を持った四人を指す 北崎 『へぇ~、なんか面白そうだね。 丁度退屈してたとこだから… ねぇ琢磨君』 彼はそう言いながら琢磨の頭に手を置く わずかながら琢磨の頭から灰が零れ落ちる 琢磨 『き、北崎さん止めて下さいよ!』 慌て北崎の手から離れる琢磨 北崎 『いやだなぁ琢磨君、そんな冷たくしなくてもいいじゃない 僕はダーツもまともに出来ないんだよ。 可哀相だと思わないかい?』 琢磨 『そ、それは…』 冴子 『北崎君… いい子だから少し黙ってて… 村上君続けてくれる…』 さすがの北崎も冴子には頭が上がらないのか口を詰むんだ…
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