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‐【動きだす異形達】‐
村上はカウンターの椅子に腰を下ろした
冴子
『いらっしゃい…村上君』
心なしか微笑む冴子
村上
『皆さん、お集まりのようですね』
冴子
『村上君…
今日は話があるとか言ってたけど…
一体何かしら?』
村上
『ええ…
今日は皆さんの力をお借りしようと思いましてね…
上の上であるアナタ方…ラッキークローバーのね…』
ラッキークローバーとは
オルフェノクの中でも優れた能力を持った四人を指す
北崎
『へぇ~、なんか面白そうだね。
丁度退屈してたとこだから…
ねぇ琢磨君』
彼はそう言いながら琢磨の頭に手を置く
わずかながら琢磨の頭から灰が零れ落ちる
琢磨
『き、北崎さん止めて下さいよ!』
慌て北崎の手から離れる琢磨
北崎
『いやだなぁ琢磨君、そんな冷たくしなくてもいいじゃない
僕はダーツもまともに出来ないんだよ。
可哀相だと思わないかい?』
琢磨
『そ、それは…』
冴子
『北崎君…
いい子だから少し黙ってて…
村上君続けてくれる…』
さすがの北崎も冴子には頭が上がらないのか口を詰むんだ…
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