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‐【仮面ライダー】‐
一同の視線を受ける中で村上はその口を開いた
村上
『実は、スマートブレイン社が潜かに調査をしてた事があるのですが…
我々オルフェノクと同等の力を持つ者達がいることが分かったのです』
冴子
『それ…どういうこと?
私達と同じ力を持っているって?…』
琢磨
『村上さん…
で、そいつらは一体何者なんですか?』
村上
『アンデッド…
彼らはそう呼ばれています…』
琢磨
『あんでっど?』
冴子
『それで…村上君…
アナタは私達に何をさせようとしてるの?…』
村上
『はい…
その者達が我々の味方となるのか敵となるかを見極めたいのです』
北崎
『へぇ~、でもきっと大した奴らじゃないんだよね?
だって、この僕が世界で一番強いに決まってんだからさぁ』
村上は北崎を無視するかのように構わずに続けた
村上
『ただ…
厄介なことがあるのです…』
冴子
『何なの?』
村上
『ある組織が彼らを封印するために動いているのです…』
琢磨
『組織…ですか?』
村上
『人類基盤史研究所…
BOARDという組織なのですが
そこに仮面ライダーと名乗る強化スーツを装着した人間がいるのです』
琢磨
『仮面ライダー…ですか?』
村上
『ええ…仮面ライダーです
研究所は心配はありません
我が社の社員がすでに潜入をしています…
おりを見て破壊を企てていますので壊滅するのも時間の問題でしょうから…
そこで、アナタ方には仮面ライダーの始末をお願いしたいのです…』
琢磨
『仮面ライダー
どんな奴ですかね…』
冴子
『分かったわ…
やってみるわ…』
村上
『別に心配はしていませんが
くれぐれも注意をしてください…
仮面ライダーはファイズよりも危険かもしれませんので…』
そう言うと村上は静かにグラスを置いた
冴子
『ファイズよりも危険な仮面ライダー…
ウフフ、少しは楽しめそうね…』
そのときの冴子は一段と美しく思えた
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