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「おっす。」
大知と秀二に声をかけた。
なんか楽しそうに話をしてる?
「お、来たな敬介。」
「何話してたんだ?」
「実は今夜僕達で学校を探検してみないかって話してたんだよ。」
秀二が目を輝かせながら答えてくれた。
「七不思議の話か?」
「そうそう。利奈と唯ちゃんも来るからさ、お前も舞と一緒に来いよ。」
大知は結構ワクワクしてるみたいだ。確かにちょっと面白そうかも。
「わかった。それで何時に来ればいいんだ?」
「そうだな…。あんまし早いと先生達とかがまだ残ってるから、夜中にしないか?ちょうど明日休みだし。」
「じゃあ12時くらいでいい?」
秀二がこう提案する。
「じゃあ12時に校門にな。」
そう決まった時、あいつの顔が頭に浮かんだ。
「そうだ、クロも連れてきていいか?」
「クロってあの探偵っていうやつ?」
「そう、あいつの怖がる顔がちょっと見てみたいからさ。まあ本当に出るとは思わないけど。」
「まあいいんじゃない?多いほうが楽しいし。」
「よし。じゃあ決まりな。」
こうして俺達は夜の学校を探検することになった。
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