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そして早くも異変が起こった。
俺達が中央の校舎にある音楽室前に着こうとしていた時、後からいきなり
「うわぁぁぁぁぁ!」
秀二の叫び声が聞こえた!
俺達はすぐに振り返ったけど、そこに秀二と唯の姿は無かった…。
「うそ…」
俺は横にいた利奈に聞いてみた。
「おい利奈、七不思議の中に神隠しって入ってたか…?」
「え、確か入って無かったと思うよ…。」
その時、
「誰だ!」
今度は大知が大声を出す。そしてすかさず走り出した。
「どうした大知!?」
「今誰かが階段を下りてったんだよ!絶対捕まえてやる!」
「あ、私も行く!」
利奈が後を追う。
「お、おい…。」
俺も走り出そうとしたけど、この前のことを思い出して動けなかった。
舞の側にいないと…。
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