怪奇の産声

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始業式の次の日。 今日はしっかりと間に合うように起きた。 そして玄関には舞がいた。 「おはよう、敬介。」 「おはよう。」 また二人揃って学校に行く、いつもと変わらない朝。   途中で舞がいきなりあるものを渡してきた。なんだろ?紙切れ? 「はい。これ解いてね。」 「何?また暗号かなんか?」 「そう!」 渡された紙を見るとそこにはこう書いてあった   敬介へ 『音 知る 風』   「なんだこれ?」 「昨日作った暗号。頑張って考えたから絶対解いてよ。」 「この前の暗号にでも影響されたのか?」 「へへ。まあやってみてよ。ヒントは…『個性』かな?個性があれば解けるよ。」 「個性ね…。なんかクロみたいなこと言ってるな。」 そんな暗号の話をしてると、いつの間にか教室についた。 「じゃあまたね~。」 俺と舞は別れる。 この暗号一体何だろ?まあいいや。あとでゆっくり考えるかな。
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