異変

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私は美咲に昨日あった事を話そうか迷ったが……止めた。 「なんでもないよ」 奈津美は美咲にそういう信じてもらえるか分からない話をして,馬鹿にされるのが嫌だった。 「ふぅん」 美咲はつまらなさそうにこっちを見ながらジュースを飲む。 (あれは気のせいだったのかもしれないし) 奈津美はそう考えた。そうであってほしかった。
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