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…ある晩,夢を見た
とても楽しい夢とは言えない,むしろ悪夢。
どこかの部屋だろう。そこは全体が火の海だった。
火事だ!
火がすぐそこまできていて,一歩も歩けない。
熱い…!!!
夢なのに熱さがリアルに感じる。
なんで!?いきなり…っ…
逃げる場所はないか辺りを見渡す…
少し離れた場所に小さな女の子がいた。
小さい体をさらに小さくして火から逃れようとしている。
「うぅ…っ,ひっく…」
女の子は恐怖と熱さで涙を流し続けている
「助けて…助けて…」
私は今すぐ助けないとと思っているのになぜか体が動かない。
「うぁ…っ,熱ぃ…っ」
火がさらに女の子に近づく。
早く助けないと…!!
そう思っているのに体が動かない。
そんな事をしているうちに,女の子がゆっくりこちらを振り向こうとしていた……
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