異変

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「はぁ…」 「奈津美どうしたの?おっきいため息しちゃって」 奈津美は大学の食堂で,うどんを目の前に箸もつけずにうなだれていた。 私に話しかけてきたのは,高校からの友人の美咲だった。 美咲は高校の時からとても明るい性格で人気者なのに,なぜかネクラな私にくっついて回っていた。 この大学を選んだのも,家から近いし私が行くからという理由だけで入学したらしい。
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