ある男との出会い

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「ユウサクの単勝って万馬券じゃ・・・」 『そうだなぁ、万馬券みたいじゃな。』 「みたいって・・・」 『そろそろ締切の時間じゃが、君は買ったのかい。』 「えっ、まだです。」 と言って慌てて列に並んだ。 若松は、マックイーンから買っていたが、ユウサクへは流していなかった。 どう考えても若松の考えでは、ユウサクは買えない馬の一頭だった。 そして、列の途中で締切のブザーが鳴った。
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