哀殺

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「みんな‼行くぞ‼」 魔剣を構える。 俺は魔法を発動するのにこの魔剣を使うのだ。 真っ白の刀身は光輝き敵を圧倒させる。 その名も魔剣鶴来(つるぎ) が… だれもいなかった。 遠くを見るとピリオドより小さな点になった4人が、ピリオドの向こう側へ… 「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや。逃げちゃダメだろ⁉って了‼テメェさっきまで俺の隣にいたくせに。いいのは威勢だけかよ‼」 言いたいことだけ言って俺も逃げる。 いやだって一人じゃ3メートルの巨人は倒せないでしょ…フツー。 風の魔法で身体能力を強化してる俺は今やヒカリより速いぜ‼あ、新幹線の方ね。 やっとこさみんなに追いつく。 「ゼェゼェ…ハァハァ…ったく俺だけおいて行きやがって…全員いんのか?」 もう…息が、魔術でも疲れるもんだな… 初めて知った… え~、了と雷牙とつらら…岬がいない。 「あり?岬は?」 するとつららが 「岬ちゃんなら…あっこ」 と空を指差した。 そして空にはサイクロプスを見下ろす岬の姿あった。
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