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「哀殺(sorrow killing)」
静かに鶴来を降り降ろす。
それは祈る様な斬撃。
振り下ろされた剣をうけてまもなくサイクロプスは息絶えた。
「よし‼任務完了だ」
言って背伸びをした。
「ちょっと、そこどいてくれるかな?」
ふと、後ろから声がした。
岬だ。
「ん?なんだ?」
「いや、まだやらなきゃいけないことがあるでしょ?」
そういえばそうだ…
目玉を持ち帰らねば。
―全ての祖は汝。全ての祖は私。全ての起源となりしその力。しばし私に預けよ―
すると。
サイクロプスの姿は跡形もなく消え、目玉だけが残った。
そして振り返り様岬は言った。
「これで、授業も終わったね。」
終わった。
学校の授業なのにやたら疲れたな。
いやさっき走り過ぎたせいか。
「っしゃあ、みんな❗帰るか❗」
俺たち5人は、帰路についた。
学園に帰る途中、
俺は岬に訪ねた。
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