哀殺

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教室に入ると 数人が声をかけてくる。 軽くあいづちをして自分の席につく。 しばらくするとチャイムが鳴って、席に座ると先生が入って来た。 午前中は普通の、一般的な授業。 魔術の授業は大抵午後からなのだ。 やっとこさ午前の授業が終わり昼食の時間。 それが終わればいよいよ魔術の授業だ。 え~、今日はたしか実践授業でサイクロプスを倒しに行くんだっけ? いや、それより今はメシだよな。あぁ、飯だよ。 メシを喰うのはいつも同じメンバーだ。 朝から一緒の了、岬、そしてクラスメイトの水野 つららと雨宮 雷牙だ。 ちなみにつららは女で雷牙は男ね。いや、漢ね。 そして俺は例により、みんなからおかずを徴収する。 「よ~し。皆の衆‼この俺さまに一人一品ずつおかずを渡せ~‼コンニャロ~。グハハハハハハハ。」 最早魔王です。俺… 「いやなこった。テメェにやるぐらいなら俺が喰う」 「それが普通でしょ」 馬鹿火詰に名前のわりに温厚な雷牙がつっこむ。 んでもって、女子ふたりは俺におかずをわけてくれた。 それにつられて2人の野郎も俺におかずをわけてくれた。 神様…持つべきものは友達だね
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