『問答無用』

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「………………ブチッ!」 バッッッシィィッーーンッ!!! 少女は竹刀を手にし思い切り春斗の背中を打った。 「ギィヤァァァァァー!!」 当然の如く春斗の背中には強烈な痛みが走る。 「起きろ兄者ぁぁぁぁ!!」 竹刀での打ち込み+少女の一喝により春斗はベッドから体を起こした。 「なっ、何すんだよ柚!!」 目覚めが竹刀での打ち込みってなんやねん。 「兄者が起きないから悪い!!」 僕は思いっっ切り指差されて言われる。 理不尽だ。 「痛っったぁ~、なにこんな時間に?」 まだ、学校に行くには早すぎる。 まぁ起きる時間ではあるけど眠いし寝たい。 「兄者は最近たるみ過ぎだ!学校に行っても寝たり!起きてても教科書忘れて結局寝たり!」 柚は僕を勢い良く指差して睨んできた。 僕寝まくりっすね。 すくすく育ちそうだ。
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