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「とっ、とにかく私が兄者を鍛え直す!!」
柚はうつ向いた顔を上げ僕を睨むつけ竹刀を構える。
「いや、だからいいって」
ギュッと柚の竹刀を持つ手に力が加わる。
「いいっ「問答無用ぉぉ!!」
バッッッシィィッーーンッ!!
満月を半月に叩き割りそうなぐらいの勢いで今世紀最大の恐怖が振り降ろされた。
「ギィヤァァァァァー!!」
清々しく朝日が差す僕の部屋に僕の断末魔の叫びが木霊した…………。
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