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亜矢子
「…。
葬儀屋…?」
青木
「そう。状態が変わっただけなのに。
結局、その時は持ち直したから、葬儀屋は帰ったけどね」
青木は検温表に何かをメモしながら続けた。
青木
「この病院に入院して長い人だったよ。
認知症病棟からこの病棟。
それ以前に家で介護もしていたみたい。
介護できなくなって病院任せして…」
亜矢子
「…」
ナースステーションから青木を呼ぶ声が聞こえた。
青木
「何だろ?
あっち行くから、バイタルお願いね」
亜矢子
「はい。
わかりましたー。」
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