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「くッ……」
セフィラは相手の数の多さに動揺してしまった
「ギギッ 終わりだ」
敵はセフィラにむかって剣を振った
しかし誰かの剣が敵の剣とぶつかる音が辺りに響きセフィラには敵の攻撃は届かなかった
「……!?」
「お姫様ご無事ですか? ……なーんてな~」
「アルヴィス……!」
「勇者は遅れてくるもんだってきまってんだよ」
「おそすぎ。でもありがとう……」
「ひゃははは、なんだこの餓鬼は? この餓鬼ごと殺っちまえ」
「そこで寝てるやつとこの姫様は俺の友だちでなぁ。守らなきゃいけないんだ」
そういいながらアルヴィスは剣を鞘にしまった。
「こいつは傑作だ。死ぬ気か?まあ抵抗しないだけ偉いな!!」
するとアルヴィスの体から凄まじい風が吹いてくる
感じられるこの風は……そう殺気だった
「なっ!? 嘘だろ。殺気だけで吹き飛ばしやがった……」
「お前らに剣を使うのもったいないもん」
アルヴィスの顔は笑っていたが目は笑っていなかった。
「お前何者だ!」
敵は明らかに動揺している。
「俺か? 俺はな……」
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