†chaputa-4†『夢を見る少年』

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「なんか変わった子だね」 「俺は嫌いなタイプだな」 カイザーが不機嫌な顔になる 「でもあの子強い……」 「夢幻の月の部隊長の中で多分あいつは一番つよいだろうな」 「夢使いの末裔だけあってな」 「夢使い?」 「あいつは未来が見えてる。だからこの先の戦い、そして結果も知ってる。だがあいつは2年前こういった『例え未来が良くても悪くてもその人自身に未来を変える気があるのなら未来は変わります。運命なんて決して絶対ではありません』てな。だから俺達は運命に縛られずにあの時勝ったのさ」 「未来が見える……。それって悲しいことなのかもね。だってこの先何起こるかわかってたら人生つまらないしょ」 「ふっ。そうだな」 「あの子クールだったけれど可愛かった♪…………けどアルも可愛いよ♪♪」 「ぇ」 「照れ屋さん……///」 「なんでやねん!」 人生楽しまなきゃな……あいつの分まで
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