私の幼い頃の話

11/12
前へ
/286ページ
次へ
葬儀が行われました。私達は親戚の家、お父さんの実家でお留守番をする事に成りました。 『あなた達は家にいなさい』 『小さい子が見るものじゃないから』 と言われたので、葬儀場には行けませんでした。 親戚も精一杯の気持ちを、込めていたんだと後で気付きました。 それはそのはずです… 『大好きなおばあちゃんの骨を見るから』 私は絶対見たくないと思って、見なくて良かったと思いました。 おばあちゃんの骨を、見たくなかった… 死んだなんて信じられ無かったから… まだ生きてて、声を掛けてくれるんじゃないかと思って居たから… 葬儀も終わり、いつもの生活に成りました。 相変わらず、父が嫌いな私には苦痛です。 うちは借金を父が作り、取り立てとか普通にきてましたからね… また取り立てのお兄さん達。 父親は居留守を使う時は、私を利用してました。 父は居間で震えてる感じに見え、私からすればあんたの借金でしかも娘使うなんて、あんたは最低だ! と常に心の中で、叫びました。 玄関前では、怖いお兄さん達が、ドアをドンドン! と叩いて叫んでるではないか… 取立の兄さん『○○さーん!借りたものは、返して頂かないと~!』と叫ぶ。 ○○とは私の名字です。 私はそんな中、確かにそうだ。 借りたものは、返さなきゃね~! 阿保な親… 呆れるあまりに、私の心の中はあいつみたく絶対ならない! と思って玄関の扉前に立ち、ドアを開けました。 取立の兄さん『お嬢ちゃんお父さんは居るかい?』 私『いません。』 父がその様子を、玄関から見えないように居間で、様子を伺う始末… 取立の兄さん『○○さ~ん居るんでしょ~!出てこい!!』 迫力満点…私はそんな中、お兄さんに話しかけました。 私『お父さん居ないから、また来てください。』 取立兄さん『お嬢ちゃん悪いね~また来るよ』 といいその場は終わりました。 私は父が居る、居間に行きました。 私『また来るって…てか聞こえたでしょ…』 父『うん、助かった…ありがとう』 と会話をしました。 私は心の中で、助かったじゃないよ! あんた、どんだけ人に迷惑かければ気が済むの?こんなんだから、あんた不倫されてるってわかんないの?そりゃあそうだ…こんな状態が毎日だと、母も逃げたくなるだろうよ…離婚マジ、時間の問題だ…(私の心の中で思った事)
/286ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加