家族の確執の幕開け

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22頁で話した内容の続きです。 数時間の二人暮らしはとても短く早いものでした。 叔母さんに二人で生活でいいよと話した事が有りました。 当時私は体が弱くそんな言葉を言った所で無理な事は分かっていた。 だけど言わずにいれなかった。 姉は中学卒業出来ず、仕事につき私は養護施設へ… 養護施設へ行くにはまず 児童センターへ連れていかれます。 センターの先生がまず預かったこどもの性格しぐさを見るのです。 施設が決まる迄はセンターに居ますから。センターに到着しセンターの先生に私は挨拶をし、それから数日お世話になります。そこの先生が預けた相手の要望を施設へ伝え入園できるかを施設側へ連絡をし施設の対応を待ちオッケーだと入園が決まるしくみだからです。 預けた側の相手の家から近い施設が主になります。 私は一日そのセンターに居ました。 明日はいよいよ施設に入園です。 私はとても不安な気持ちに襲われます。 環境が更に変わるのですから仕方がないのと同時に不安の気持ちが大きかった。 寝なくてはならなくても寝付けないんですよ。 私は不安な気持ちに襲われこれからの自分の事を考えながらとにかく不安になる一方朝になりセンターの人に挨拶をし施設に向かうのです。
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