私の幼い頃の話

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お祓いをした次の日から、霊達は現れる事が有りませんでした。でも私は油断しては成らないと、自分に言い聞かせて、安心出来ませんでした。だって見えるし、聞こえるし話して来るんだから… 自分は求めなくても霊は、直ぐに見抜く… だから怖い… 私は関係ないの一点張りで、私はいつも乗り切っていたので、家で見なくなっても、他の場所ではいつもの事なんです。相変わらず、親の喧嘩、父親の酒癖の中、私はある日見てしまったのです…。 こどもの前では喧嘩を、見せたら行けないと言うのはまさに、言えますね…。私は見てしまったんです… 父と母の喧嘩の現場を… 母は物静かな人です。 怒鳴るとか有り得ない人です。 母は父に対し、怒鳴るは…蹴るわ… 私は余りの驚きに、黙ってその現場を見るしか出来ませんでした… 私が夜中にトイレに、起きなければ、こんな場面に遭遇する事が無かったんだと、心の中で自分に言い聞かせて… 母は愛人がいました。 知り合ったのは、まさに職場です。 うちの父も、その人を知っています。 母は私達家族が、就寝すると彼女は動きだすのです… 彼女は母ではなく… ただの女になるんです… 私には今現在でも、理解出来ません。幼い時は、母が精神病のノイローゼだから?と疑問を抱いていましたが、実際何が理由かは、分かりません。私に言える事は、父の神経質と、完璧過ぎる所について行けなかったのではないかと、こどもながら、うちの姉とも当時私は話していました。私の病気は一行に良くなる兆しもなく、相変わらず病院通い、いきなり倒れ、発作で次の日元気で居ても、医者は許可を出してくれないので、幼稚園、学校もお休みに… 私は皆に会いたくて仕方なかった… 元気に遊びたい… 皆と遊びたい…倒れる度に、込み上げてくる… そんな時、私は自分自身を攻める毎日でした。『私は産まれて良かったのか…』『親は喧嘩ばかりで…』『私は産まれるべきで無かったんだ…』と自分自身に言い聞かせる。いい聞かせるというより、自分自身の心で自分に話しかけていた。
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