私の幼い頃の話

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それでも、諦めずに居た私… 家では良い子を演じてました。 勿論学校や幼稚園でも、同じです。 私は体が弱い… 家族の仲が悪い… 自分に出来る事はと思い、いい子を演じてました。 幼稚園でも、学校に通い初めても、先生や近所の人から私は評価良かったので、勉強頑張っていい成績を取れば、父と母が褒めてくれると思い必死でした。 それでも近所の叔母さんの話は、信用しませんでした。それは何故かと言うと、喧嘩が堪えな家庭だから、外に丸聞こえしている事を、こどもながら感じて居たから。毎日喧嘩ばかりの家庭でも、何か一つでも良い事をすれば、変わるのではないか… 変わってお願い… と自分自身の信号を、親に送り続けた… 父親は褒めてくれ、少し安心出来た。 安心もつかの間… 夜に成れば喧嘩が始まる。 私はどうしたらいいのかと、こどもながらいつも気にしていた。 それは偽りの家族笑顔ではなく、本当の家族の笑顔を見たい… ただそれだけで、ひたすら勉強といい子を演じる事を決めた。 最近家族が、家族ではないと思ったから、自分自身の苛立ちを、人には見せず、全て勉強に取り組む事にしたから。だから我慢した。自分自身の袋は、何処で壊れていくのかわからず、ただ懸命になる事しか私は出来ず、気付く事もなく… 後に袋が破れる事になる事も知らずに…
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