結び…

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付き添いさんはあたしを抱き締めた     お猪口の酒が零れてスーツに染みを作る…     慌てて拭こうとするあたしを離してはくれない       『…いいから』        抱く力を強めあたしの首筋に鼻を押しつける       『花魁さん  今宵一夜 貴女に囚われ過ぎてしまった哀れな男のモノになってはくれませんか?』       付き添いさんは微笑んでいた      
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