断望の光

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家につくと灯が点いていた   旦那様が   『どうかしたのか?遅かったじゃないか』   あたしは旦那様に縋りただただ泣いた   旦那様はあたしの背中を擦りながら   『とにかく話して見なさい』   と道を指してくれた   あたしは旦那様に話した   廓がなくなってしまうこと…   仲間がいなくなってしまう事…   女将さんに恩返しさえ出来ない事…     旦那様はあたしの話をうんうんと聞き   光を射してくれた…   いとも簡単に…  
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