この日がなければ…

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『まだ、お酒が飲みたい感じですか?』 「ん?う゛~ん…」 そう言いながら、ヨロ②と歩く武内サンの腕を取り、暫く歩き続けた。 沈黙の後に、引っ張っていた手を絡ませ、一瞬の内に、柔らかく手を包まれた。 ドキッ 今にも胸が破裂しそうだった。 『こっちの方が良い!』 そう言って微笑む武内サンが可愛くて仕方がなかった。
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