幸次の告白

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キーンコーンカーンコーン… 知らぬ間に授業が終わった。 あ゛~!! なんで俺さっき言えなかったんだよ~! 俺のバカ~! 「れーんっっ♪そんな考え込んじゃって…どぉかした?」 「…歩美……ちょい考え事してただけだよ」 こいつは歩美(あゆみ)。 中学からの女友達。 気が強くて話が合うやつ。 「もしや歩美の事でも考えてたのぉ~?」 「…ふっ♪ばーかっ!んなわけねぇだろ♪」 「あーっ!今蓮鼻で笑ったでしょ~!?」 「笑ってねぇよ♪」 「嘘だねぇ!」 「ばーかっ!次移動教室だぞ?早く行かねぇと。ほら、ナオが呼んでるぞ!」 ナオとは、歩美の親友の、奈緒美。 歩美がナオって呼んでるもんで、俺もつられてナオって呼んでいる。 ナオはショートが似合う童顔で小さい、歩美とは正反対の性格の女の子。 ちなみに俺の友達がナオに恋している。 「ナオごめんっ(>_<)行こっ」 「ナオちゃん待って~俺も一緒に行く~!蓮っ!行くぞっ!」 「はいはい」 俺の友達、幸次(こうじ)がナオに恋してからこの四人でいる事が多くなった。
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